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仕事でObsidianを使う

仕事でObsidianを使う

仕事のノート用にObsidianを使用している。 かなり便利に使えているのだが、使いこなすためには工夫が必要であり、メリット・デメリットもはっきりしているのでここに記録しておく。

Obsidianの特徴

まず、Obsidianは単なるMarkdownエディター、プレビューアーではないことを理解する必要がある。 Obsidianは、各ノート(Markdownファイル)をグラフ構造で管理している。

一般的に、PCでファイルを管理する際には、木構造を用いる。 例えば、Documents/Projects/myproj/以下に、reportdocsといったディレクトリを切りファイルを配置していくことになる。 myprojプロジェクトのレポート一覧が必要なときは、

ls -l Documents/Projects/myproj/report/

などとすれば良い。

一方で、Obsidianはノートどうしの接続を重要視している。 Vault/myproj.md2026-01-01_report.mdへのリンクを追加するといった感じである。 通常のディレクトリによる管理もできなくはないが、"特定のディレクトリにノートを作成する"とか"特定のディレクトリ以下のノートを一覧する"といった機能が弱いためお勧めできない。

そこで、ObsidianにはObsidian的なノート管理方法を採用するべきである。

タグを使う

Obsidianでノートをカテゴライズするときは、タグが使える。 タグ名は/区切りで構造化できる。 タグ名を綺麗に整理された状態に保つため、#project/myproj#doc/pythonのようなタグ名を使う。

特定のタグを持つノートは、Base機能で一覧化できる。

テンプレートを活用する

タスクや日報などは、テンプレートを容易しておくと管理しやすい。 テンプレートにタグをあらかじめ設定しておくことで、タグ名の正規化もしやすくなる。

まとめノートを作る

リンクを適切に活用するためには、まとめノートを作成し、重要なノートへのリンク集を置く。

前述の通り、Obsidianのノートは別のノートにリンクすることで構造化していく。 しかし、意識してリンクを多様しない限り結局迷子が大量発生することになる。 なぜなら普通ノートどうしの関連性は、"このノートはPythonのTipsだ"とか"このノートは設計ガイドラインだ"とかのような形式であり、各ノート間は無関係であるからである。

プロジェクトや開発言語ごとに、README的なノートを作成するべきである。 さらに、Vault全体のREADME.mdを作成し、重要な情報やタグ一覧、ブックマークなどを配置しておくと便利である。 設定で起動時に特定のノートを開くようにできるので作成したREADME.mdを指定しておこう。

ディレクトリは隔離用

ディレクトリが適切な場合もある。 以下のような場合のみディレクトリを設定しておくべきである。

つまり、サイドバーに表示させたくないファイルをディレクトリに入れて隔離する。

言語設定を英語にする

Obsidianのコマンドパレットは言語設定の影響を受けるため、Obsidianを日本語化してはいけない。

Vaultはひとつだけ

特別な理由(セキュリティレベルが異なるなど業務上の制約)がない限り、Vaultは一つだけにするべきである。 プロジェクトごとにVaultを作るべきではない。

なぜなら、Obsidianにはユーザー設定の類が実質存在せずVaultに設定を記録するからである。 フォント設定やエディタの細かい設定を毎度コピーすることを避けるため、Vaultを分ける運用には向かない。 シンボリックリンクで無理矢理同期させることはできるが、推奨されない。

入れているプラグイン

Community Pluginは現状Typstレンダリング用プラグインしか入れていない。 LaTeX式の数式は掛きにくいので、Typstにしている。